まず、まだ知らない方のためにお話しすると「Ginco」は、ウォレットアプリです。
2018年4月23日、今まで「ETH、ERC20をベースにした通貨」だけだったウォレットにBTCが追加され、さらに使いやすくなりました。
僕が今までいろんなウォレットを触ってみた中で、
- 一番使いやすく
- シンプルで
- とてもわかりやすい
- そして、初心者にもやさしく周りに勧めることができる
これらの印象を受け、今とても注目してます。
イベントあるの!?
うぉぉおお!!ポチッ!(申し込み)
そんな感じで東京まで行って参りました。
( ゚∀゚)ノ
イベントの概要は、
とのことで、
今回は、Gincoの「今後のビジョン」だけではなく
- イーサエモンの「Naka Nhu」さん
- Zilliqaの「Ong En Hui」さん
のお話も一緒にお伺いすることができました。
Gincoに限らず、ウォレットなどを理解する上で「ブロックチェーン」についても説明されていたのでまとめています。
まだよくわからない方は、「なるほど、こういうことか」とイメージはつかめると思うのでぜひ最後まで読み進めてください。
どんなお話だったのか流れをまとめて行きますね。
もくじ
「Ginco(ギンコ)」イベントの詳細
今回のイベントの詳細は以下。
【パート1:Ginco×ブロックチェーン】
- 仮想通貨ウォレット「Ginco」について
- Gincoのビジョン
【パート2:ウォレット×Dapps】
- 登壇者セッション(Etheremon&Zilliqa)
- パネルディスカッション
パート1、Ginco×ブロックチェーン
ブロックチェーン技術の登場により、分散化の波は世界中で勢いを増し、2017年は日本にとってまさに「仮想通貨元年」となりました。
しかし、仮想通貨による決済や、Dappsに代表されるブロックチェーン技術の本格的な普及には、技術面以外でも、法規制、サービス設計などの観点で課題が残っています。
Gincoは、仮想通貨やDappsが普及するうえでカギとなる仮想通貨ウォレットを提供することで、ブロックチェーンが実現する分散化された社会の実現に貢献したいと考えています。
パート2 ウォレット×Dapps
今回のイベントでは、ブロックチェーンベースのゲームで話題の「イーサエモン(Etheremon)」、Dappsのための次世代型ブロックチェーンネットワークを開発する「Zilliqa」という著名なDappsプレイヤーをゲストに迎えます。
ウォレットは、これらのブロックチェーンプレイヤーとユーザーとシームレスに接続するインターフェースです。
近い将来ブロックチェーンが私たちの生活にどのように組み込まれ、どのような価値を提供するのか、そのためにどういった課題が存在するのか、などについて、ユーザー体験に直結したサービスを提供する各プレイヤーの視点から議論を行います。
Gincoとは?
2018年3月1日
iOSのベータ版としてリリース。
高水準のセキュリティ、そして、徹底して使いやすさにこだわった開発を行っています。
ERC20トークン、英語版の対応などのアップデート、
そして2018年4月23日正式リリースに至りました。
この時に、ビットコイン(BTC)、ポートフォリオ機能を実装。
さらに使いやすくなりました。
【Gincoの目標】
「仮想通貨を安全に管理できる、という当たり前の機能を誰もが当たり前に利用できること」
株式会社Ginco,CEO | 森川夢佑斗(もりかわむうと) |
公式サイト | https://ginco.io/ |
Gincoの開発背景・ビジョン
Gincoの開発背景やビジョンの前に基盤となる技術、
ブロックチェーンとは何か?
についての解説がありました。
ブロックチェーンとは何か?サトシナカモトと仕組み
ブロックチェーンとは、サトシナカモトという人物が生み出したもの。
論文が発端になり発展した技術。
「希望する2者が第3者機関を介さずに通信チャンネルで直接決済できる仕組みが必要である。」
というサトシナカモトの問題定義から始まり、
それを解決するための技術としてブロックチェーンが生まれました。
インターネットが発達してメールなどの情報は個人間で送ることができる。
しかし、お金などの財産的なものは銀行などの機関などに依存することでしか送れない。
そこに疑問を持ったサトシナカモトが生み出した技術です。
ビットコインはいくつかの技術で成り立っています。
「ビットコイン1.0」「ブロックチェーン1.0」
●P2Pネットワーク
個人間でのネットワークの構成、やり取り
●公開鍵暗号方式
誰が送金を行っているのかを証明するための暗号技術方式
●ハッシュ
P2Pネットワーク上で行われたすべての取引データをブロックの形として記録していく入れ子型のデータ構造
その記録をどのように正しいものとして証明していくのか?という部分で「コンセンサスアルゴリズム」が使われる。
●ビットコイン:PoW(Proof of work)
これら4つの技術によって成り立っているのが「ブロックチェーン」
電子的な価値を個人間で送信することに特化した技術体系。
「ビットコイン1.0」「ブロックチェーン1.0」と呼ばれます。
スマートコントラクト
中央の管理者無しに電子的な価値を取引する。
仲介を無しに取引というものを個人間で成立させるという技術「スマートコントラクト」
「1.0」では汎用性が低かったものを「スマートコントラクト」が出てきたことで様々なユースケースの拡張ができるようになる。
●価値の送付と保存
国際送金、エクスローなど
●所有権や資産管理の拡張
不動産、アート、コンテンツなど
●信頼できる情報の拡大
サプライチェーン、医療など
●WEB3.0
SNS、C2C、シェアリングなど
DEX(分散型取引所)
ユースケースの1つ、「DEX(デックス)」分散型取引所。
「Decentralized Exchange(ディセントライズド エクスチェンジ)」の略称。
現実で言う銀行のように、誰かが資産データを管理している「中央集権型の取引所モデル」が多いのが現状。
しかし、この中央集権型モデルでは常にセキュリティ(ハッキング)に対するリスクがあり、実際にGOX事件などが起きています。
そこで、中央機関が無くても取引を実現するような技術が発展してきている。
それが「DEX(デックス)」
仮想通貨を取引所に預けることなく、個人間で直接やり取りができます。
DEXには、
- kyber.network(カイバーネットワーク)
- 0x(ゼロエックス)
- Bancor(バンコール)
などのプロジェクトがある。
次は分散型アプリケーション「Dapps」について。
Dapps(ディーアップス)
Dapps(分散型アプリケーション)とは「Decentralized aopps」の略称。
ブロックチェーン技術を使ってサービスの運営母体が無くても、アプリケーションないし、サービスを提供することができる。
このDappsのコンセプトに基づいたサービスが続々と出てきています。
【ゲーム】
ゲームにブロックチェーン技術を活用したプロジェクト。
「Etheremon(イーサエモン)」
ブロックチェーンを活用したゲーム。
「Decentraland(ディセントラランド)」
VR空間の土地の売買など、VR空間とブロックチェーンを組み合わせたゲーム。
【コミュニケーションサービス】
SNSやブログに近いサービスをブロックチェーンを活用して実現していくプロジェクト。
「PRIMS」
中国のサービス
「steemit」
アメリカ発のサービス
「ALIS」
日本、国産のサービス
【シェリングエコノミー】
個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービスをプラットフォームなしに、ブロックチェーン技術だけで実現していくプロジェクト。
「ORIGIN」
「C to C(個人間でのモノやサービスの売買)」のマーケット自体をスマートコントラクトを使ったプロトコルで実現仕様とするプロジェクト。
「papyrus stay」
Airbnb(エアービーアンドビー)の運営母体を無しに実現しようと考えているプロジェクト。
しかし、これら「DEX、Dapps」にはまだまだ課題があります。
ブロックチェーンエコシステムの課題
プロトコルに近い部分から利用できるアプリケーションが広がっていきますが、アプリケーションを支えるその技術が未成熟、未整備のためアプリケーションの部分が豊かになっていかない。
土壌がちゃんとしてなければ立派な木も生えてこない。ということ。
コンピューター同士が通信をする際の手順や規約などの約束事。
プロトコルの問題として挙げられるのが「スケーリングの問題」。
世界中で取引を行った場合、量が多すぎて処理することができないわけです。
ビットコインやイーサリアムも、プロトコルの部分で、スケーリングの問題を抱えています。
それでは、課題が解決された世界はどうなるのか?
まずは、今の世界。
例えばのお話しですが・・・(イメージ)
日本円やドルなどのフィアット(法定通貨)とトークン、仮想通貨。
これらを、別世界と考えます。
「法定通貨の世界」=「地球」
「仮想通貨の世界」=「火星」
とした場合、
「法定通貨の世界」から「仮想通貨の世界」へ行くには取引所を使います。
「地球」から「火星」へ行くにはコストや危険などリスクを伴います。
つまり、必ずしも安全に取引はできないんです。
また、火星に行っても何もない。
火星にある石(仮にビットコインとして)を持っていても使うところがないので、地球に持って帰ってきて法定通貨に戻す。
じゃあ売ろう!
ちくしょう!
この流れしかないのが今の仮想通貨の世界。
では、課題となっている部分が解決されてアプリケーションが発達すると未来はどうなるのか?
課題の解決=「仮想通貨が流通した世界」というのは「Dapps」や「DEX」が増えていくことで広がっていきます。
するとどうなるのか?
- 「ALIS」のプロジェクトのように、いいブログを書くとトークンがもらえる、稼ぐことができる
- 「Dapps」のゲームでいい成績を残して仮想通貨を賞金としてもらって稼ぐ
そういった、法定通貨ではなく暗号通貨(仮想通貨)を稼いで生活する人たち「Crypto Age」が生まれてくるかもしれない。
仮想通貨だけの経済圏の中でも生活できる「Crypto Age」という存在が出てきて、今の自分たちのライフスタイルじゃ考えられないような新しいライフスタイルを生み出していくかもしれない。
CEOの森川夢佑斗さんは、こういった世界が今後直線上に存在するんじゃないか。とおっしゃっていました。
しかし、技術的な課題と、こういった世界になっていくためには何が必要なのか?
ブロックチェーンプレイヤーに求められる役割
ブロックチェーンなどの技術を広めるためには、Dappsなどに簡単にアクセスできるインターフェースの役割を果たすプロダクト(製品)が必須である。
そこで、「Ginco」として果たさなければならない役目としては、インターフェースの部分を担い、皆さんをブロックチェーン、クリプトの世界に一路になっていきたいと思っています。
Gincoのビジョン
我々のビジョンは、「ブロックチェーン時代における価値交換のプラットフォーム」になること。
ブロックチェーン技術によって今まで価値としてとらえられていなかったもの、もしくは流通が難しかったもの、あらゆるものが新しい価値、新しいアセットとしてブロックチェーン上のプラットフォームにのっていきます。
そういったものを自由に個人間で何の隔たりもなく交換できるプラットフォームを作っていきます。
そこで、今の仮想通貨に触れている状態、実態を考えてみると・・・
仮想通貨関連サービスの実態
仮想通貨に関連するサービスでは以下のことが実現されていない。
- 安全に仮想通貨を管理する
- 仮想通貨を一元に管理する
- モバイルデバイスだけで気軽に利用する
- シームレスに法定通貨から仮想通貨へ交換する
では、今、ユーザーは何をしているのか?
今は、パソコンやウェブ、ブラウザからアクセスしたり、取引所に大金を預けていたり、銀行口座からの振り込みなどをしています。
しかし、そこには常に手間やリスクがあります。
つまり、中央集権的な仕組みに頼った不完全なブロックチェーン利用が普及してしまっているんです。
ハッキングの脅威にさらされるユーザー
現在、「中央集権的な仕組みに頼った不完全なブロックチェーン利用」によってハッキングの脅威にさらされています。
また、ICOに参加するにも、MyEtherWalletなどに送金してからじゃないとできないなどの問題もあります。
なので、まだまだ将来のクリプト世界(仮想通貨が流通した世界)に適した体系ではありません。
ハードウェアウォレットも、「安全」とは言い切れない。
その理由は、パソコンと繋ぐときにマルウェア(コンピューターウイルスなど)にやられて資産を盗られてしまうこともあるからです。
しかし、今現在iOSでの被害は無い。
ただ、一長一短があるので各個人が最低限の知識を付ける必要はあります。
インターフェースが実現する理想の世界
そこで「Ginco」が目指していることは・・・
- 仮想通貨を安全に利用ができ、紛失する心配がない
- 複数の仮想通貨を1つのアプリで管理できる
- ユーザーフレンドリーなサービス設計
- 送金・交換・利用がスマホ上で1tapで完了する
- 今までは銀行や取引所を通してだった仮想通貨を、ウォレットベースの仮想通貨プラットフォームへと導くこと。
Ginco 1.0
「Ginco 1.0」としては「安全に管理できること」にフォーカスして開発を進めています。
高水準のセキュリティ
「クライアント型方式」の採用
秘密鍵と呼ばれる、ご利用者様一人ひとりに割り当てられる資産の認証コードを、開発会社のサーバ内にて集中的に保存しないタイプのウォレットのこと。
つまり、資産を完全にコントロールする権利を、ウォレットの開発会社でなく、自身の手元で管理することができる。
自分のデバイスの中にのみ保管、外部からのハッキングなどが困難である。
「ウォレットの構造」
1つのバックアップキーで複数の通貨を管理できる。
「独自の暗号通貨通信」を採用
成りすましなどのリスクが無いように、通信の暗号化。
独自の認証方式を活用することによって安全に使えるようにしている。
Gincoはマルチコインに対応
2018年4月27日現在では、ビットコインを始め、ERC20トークンに対応している。
ユーザーサポート、こだわりのUI/UX設計
- 複雑なアドレスの打ち間違いが無いようにしている
- 誰に送金したのか分かるようにしている
- バックアップも丁寧に説明を入れている
とにかく「UI/UX設計(見た目、使いやすさ)」にこだわっています。
僕みたいな初心者に優しいって思った。
Ginco2.0
「Ginco2.0」では、「1.0」の「安全に管理できること」から、
- Dappsのゲーム
- ICOへの参加
- DEXでの取引
- 個人間送金や決済
これらにフォーカスして開発を進めています。
ここからは、
- 「Zilliqa(ジリカ)」:パブリックブロックチェーンプラットフォーム
- 「Etheremon(イーサエモン)」:ゲーム
のお話ですが、全部書くとあまりにも長くなってしまうので簡単に説明します。
Zilliqa(ジリカ)
今回は、事業開発責任者「EN HUI ONG」さんがご説明してくださいました。
2011~2018年までブラックロック、J.P.モルガンに勤めた経験を持つ。
CAIA資格保有者。
「Zilliqa」は最大の問題「スケーラビリティ問題」を解決しようとしているプロジェクト。
特徴は独自のブロックチェーン
「ハイスループットパブリックブロックチェーンプラットフォーム」
このブロックチェーンでは「シャーディング」という、並列処理を可能にして効率を高め、取引速度を加速させる仕組みを使っているのでトランザクションを高速で処理することができます。
Zilliqaの特徴・仕組み
- ビットコインが「1秒間」に処理できるのは7件
- イーサリアムは10~15件ほど
- VISAカードは8000件
- 「Zilliqa」はテスト段階ですでに約2500件の取引ができています
リップルが1500件くらいなので、とにかく速いです。
仮想通貨には「スケーラビリティの問題」がついて回りますが、処理の速いプラットフォームであれば、その問題を解決できます。
拡張性のこと。システム規模(能力)を状況(要求)に応じて柔軟に対応できる適応力。
「Zilliqa」新しいパブリックブロックチェーン
- 「200Xのスループット」ネットワークサイズの増加とともに処理できる取引件数も増える
- シャーディングの環境で、安全性の高いスマートコントラクト
- マイナーに優しい低コスト。安定した報酬、ETHASH互換
- ユーザーの手数料が安い
「SHARDING(シャーディング)とは?
「SHARDING(シャーディング)」とは、並列処理を可能にして効率を高め、取引速度を加速させる仕組み。
「Shard(シャード)」は「破片」という意味があります。
ここでは「グループ分け」の方がわかりやすいですかね。
ビットコインなどが一気に、一斉に処理をするのに対して、ジリカはマイナーたちをいくつかのグループに分け、分担、並行して計算処理をします。
つまり、ビットコインなどの場合、ネットワークの取引が増えれば増えるほど送金詰まりを起こしますが、ジリカの場合は分担できる人が増えていくため、負担も少なく、速く処理ができるようになります。
また、トランザクション数が増えてもマイニングにかかる手数料はほぼ一定です。
Zilliqaで動くDapps、スマートコントラクト実装
「MINDSHARE」とパートナーシップを結ぶ。
ブロックチェーンを使うことで透明性の高い、デジタル広告マーケットプレイスを開発予定。
2018年12月にアプリケーションをリリース予定。
スマートコントラクトを組み込むことを予定している。
次は、「イーサエモン」のお話です。
「Etheremon(イーサエモン)
今回は、「NAKA NHU」さんがご説明してくださいました。
東南アジア地域のインターネット業界におけるリーディングカンパニーに従事。
5000万人ユーザーを抱えるゲーミングプラとフォームと、ゲーム内決済システムのサーバーテクニカルリードを、過去4年間に渡り務めた経験を持つ。
Gaming Revolution「ゲーム革命」
Game 1.0:一人、複数でゲームをする。マリオ、ポケモンなど。
Game 2.0:ネット上でプレイ可能に。esports(エレクトロニック・スポーツ)、プレイを観戦で世界中のエンターテイメントが様変わりした。
Game 3.0:VR+ブロックチェーン。VRは仮想のままですが、ブロックチェーンを組み込むことでアイテムやモンスターなどに所有権が発生する。
なぜブロックチェーンなのか?
- 所有権、価値、すべて自分にある。複製ができない。
- どのモンスターも特定のルールに基づいて生まれる、それは変更できない、透明性がある。
- 非常にセキュリティ性が高い。
「イーサエモン」ゲーム概要
初期のモンスター、3キャラクターは無料!
【トレーニングモード】
- RankMode:他のユーザーとバトルしてランキングを上げる。
- Gym/Practice:モンスターを鍛えてレベルを上げる。
- Adventure Mode(5月リリース):アドベンチャーモードはモンスターに世界を探検、冒険させる。
【マップ】
- マップは9つ~。それぞれ購入する
【バトル内容】
- アタッカー3体
- サポーター3体
【マーケットプレイス】
- 市場でモンスターを売ることができる
- バトルでいい成績を残すとトークンがもらえる
【トークン】
- ERC-721:モンスター
- ERC-20:EMONT(イーモント)ゲーム内トークン
【VRの世界】
今までの「Etheremon版」と「VR版」が出る。
VRを利用した3Dプラットフォーム「DECENTRALAND(通貨はMANA)」とパートナーシップを結んでいるので、VRの世界でイーサエモンを育てたりすることができるようになる
将来的には「イーサエモンのトーナメントが開催」されるとのこと。
実際に、本家が来たらどうするのか聞こうと思っていたのですが、結局聞けず。
モンスターの種類は超多くなるので、一緒にやるようになったらもっとすごいことになりそうですよね。
ディスカッション
【テーマ】
- ブロックチェーンとは何か?
- Dappsの課題、必要なこととは?
- Dappsによって生活はどう変わるのか?
1、ブロックチェーンとは何か?魅力は?
お金のような価値交換が、ブロックチェーン技術やプラットフォームを介することで摩擦なくできるようになること。
個人間でも摩擦なく価値交換できるのが魅力。
今までは、多額のお金を送金するときに時間がかかっていた。
それが格段に速くなる。
また、ICOで誰でもスタートアップに挑戦できることが魅力です。
ほとんどのビジネスで仲介業者を避けることができる。
特にゲーム業界で今までに無かった新たなゲーム体験ができるようになる。
透明性の確保、自分の持っているものは自分のものとして確保。
ゲームに費やした「時間、努力、お金」がきちんと守られる。
それらに魅力を感じます。
2、Dappsの課題、必要なこととは?
技術的な課題、ユーザー体験の課題がある。
普及させるにはスケーラビリティの問題を解決することが課題。
Zilliqaの上にサイドチェーン、ライデン、プラズマがついても可能。
もしそうなった場合、性能はさらに加速する。
ZilliqaではGAS代(送金手数料)がイーサリアムの1/200くらいになります。
3、Dappsによって生活はどう変わるのか?
Dappsだからこそできるユーザー体験とはあるんでしょうか?
スケーラビリティの問題、セキュリティの問題、GAS代の問題などが解決できれば非常にいいユーザー体験が提供できると考えています。
オーナーシップ、所有権、本当の意味で所有できるようになります。
価格、価値は自分の考えでできる。コントロールできる。
ルールもソースコードも透明性があるので、簡単にマネすることができず価値が高まります。
また、時間が経っても自分の所有物の価値が下がりません。
自分の所有しているアイテムなどもセキュリティにより安全に守られます。
また、しっかりした、コミュニティを作ることが重要です。
ブロックチェーンゲームとしてイーサエモンはゲームのプレイヤーがモンスターを真の意味で持つことができます。
不正ができない。複製できない。そのことにより、その人のモンスターの価値が高まります。
そして、特別なゲーム性だということを伝えていくことが大事。
ゲームによって収益を上げることもできます。
自分で育てて売る、そういったマーケティング戦略が可能になります。
期待することは?
使いやすさ、ユーザー体験ですね。
使いやすさです。
クリプト世界に入って来るには、クリプトウォレットが使いやすくないとなかなか入ってこれません。
質疑応答
プロダクトが大きくなった時は自分達のプロダクト内で取引所を持つことは想定しているのか?
DEXではできないような事があれば、そのような懸念などがあれば教えてください。
DEXはまだ速くない。
なので処理が速い中央集権型の取引所に行ってしまう。
DEXの採用について。
イーサエモンについては2つクリプトカレンシーを使っています。
アプリケーションの中に独自の取引所を持つことになります。
ランディングについては差があるのかなと思います。
ゲームには使い勝手がいいですが、DEX全体からするとそれほどでもない。
イーサエモンは主にどこの国がユーザーになっていますか?
今のところは日本からのユーザーが多いです。
日本の法律はどう考えていますか?
私の知る限り「ERC721トークン」に関しては規制がない。
なので、我々にとっても非常に有望な領域です。
当然、今後、政府から規制が出たら準備をして対応します。
「ディセントラランド」とどのようなゲームにしていくのか?
VRをどのようにゲームに取り入れていくのか?
「ディセントラランド」とロジックを共有します。
将来的にはゲームは2つのモードを採用。
次の段階では「VR版」として出していきます。
来年にはトーナメント機能を入れていきます。
それもVRで実現していきます。
NEXT Ginco「Ginco2.0」、今後は?
クリプトの世界を広げていくのにどうして行こうとしているのか?
どういった課題を超えなければいけないか?
使いやすさ、アセットへの対応が重要。
ブロックチェーン、アセットに対応して二つを繋ぐという役割、DEXやDappsが使いやすいようなインターフェースを「Ginco」を通して提供していきます。
Gincoの今後について
レギュレーション、コンプライアンスなど決まりごとの問題も重要。
安全、使いやすさというものも重要ですが、既存のレギュレーション、社会とどのように整合性を付けていくか。
しっかりと力を入れていきたい。
資金洗浄に仮想通貨が使われていないか。
アドレスがフィッシング詐欺に使われているアドレスではないか。
そんな問題を未然に防ぐ機能の提供を考えている。
今後のロードマップ
4月:Ginco正式版リリース
5-6月:BCH,LTC、MONAの取扱い開始
7月:分散型取引所(DEX)の搭載
Q3:Dappsプラットフォームの搭載、Android版リリース
Q3-Q4:XRP、NEO、LISKなどの取扱い開始
年内:法定通貨からの入金に対応(予定)
スマホアプリはiPhoneのみ、今後Android版がリリースされる
iPhoneの方はぜひダウンロードしてみてください。
個人的な質問と解答
個人的に、使ってみてほしいなぁと思った機能などがあったので「2点」聞いてきました。
複数アカウント機能
使ってみて思ったのがアカウントが1つしかない事。
メタマスクは1ステップで簡単に作れますし、MyEtherWalletもパスワードの登録などで作ることができます。
しかし、スマホ1台に1つのアカウントでは、プライベートには使えますが、会社として使う場合などに分けることができません。
そこで、複数アカウントについてお伺いしたところ、今後、実装予定とのことでした。
僕はせっかくなら本業の方で「Ginco」を決済に使えたらと考えていたのでコレはうれしい回答でした。
ただ、田舎ということでまだどこの店舗も仮想通貨決済をしていません。
「仮想通貨」と聞けば「嫌よねぇ」の言葉が返ってきます。
悪いイメージしかないんですよね。
レストラン兼ケーキ屋で、女性のお客様が多いのですがキャッシュレスという言葉がまだ理解されません。
「現金を持っている」ということが安心につながるのでしょうかね。
時代の流れや地域柄というのもありますが、まだまだウォレットがあるからと言って、取引所を介さないと仮想通貨を持つことができないのが現状です。
ロードマップでは年内に多分LINEPAYのようなキャリアやクレジットカードを通して、スマホにお金を入れることができるようになる(予定)とのことなのでそれまでに色々とお店でも準備をしていこうと考えています。
メモ機能
送金(入金・出金)をしてみてメモ機能が欲しいと思いました。
表示には、相手の名前、金額が履歴に残ります。
しかし、コレだと、内容がわからないんです。
現状ビットコインであればメモ機能はつけられるとのことでした。
他の通貨になるとまた別の方法になるとの回答。
メモ機能についてお伺いしたときには「あー!」という感じでしたので、すでに話は出ていたようです。
プライベートというよりはお店で決済として使ったときに、いちいち領収書を書く手間を省けたらそれに越したことはありません。
しかもブロックチェーンなので相手側にもこちらにも一生残ります。
業者に対してもそれで済むのであれば、とても簡単です。
検討していただけるという回答でしたので楽しみにしています^^
また、使う上で参考になればと思いますが、このアプリでの送金は、送金手数料「6円」くらいでしたw
その辺りも安くなるように考えられているので高評価な部分ですね。
送金時間もさほどかかりません。
2分くらいで完了しました。
1度やり取りをした相手は履歴からアドレスを表示できたりするので、本当に簡単で使いやすいです。
画面もシンプルで分かりやすい。
例えば「1000円のお支払い」という時には金額も日本円での入力ができますからね。
ホントに簡単で便利ですよ。
まとめ
今回のローンチイベントを通して思ったのは、今後の仮想通貨世界において様々なプロジェクトが敵対しているのではなく、協力し合うことでそれぞれのいいところを使い、更にいいものを作ることができる。という可能性をものすごく感じました。
それに、20代前半の方たちが多い印象を受け、後10年もすれば世の中変わりそうだなぁとも思いました。
色々なアプリケーションが繋がる未来。
楽しみですね。
ただ、仮想通貨の問題の1つとして価格変動があります。
それによって計算が面倒になることもしばしば。
税金にも関係してきます。
この辺りも終日の価格が残っていたらうれしいなぁと思いました。
ちょっと話はズレますが・・・
相場に左右されない「ポイント」として扱うトークンが今後広まる時代も来るかもしれません。
焼肉屋のたむらではありませんが、そんな時に「Ginco」のようにわかりやすく、操作しやすい画面でポイント管理ができるアプリがあれば便利かなと思いますね。
ただ、トークンをポイントとして見る考え方は始まったばかりなのでどうなるかわかりませんが。
ということで、かなり長くなってしまいましたがまとめました。(まとまってるのかコレ?)
ブロックチェーンについても「そういうものなのか」となんとなくでもわかっていただけたかと思います。
また、ブロックチェーンを通してこんなことができる。というのも伝わっていれば幸いです。
ぜひ、みなさんも「Ginco」のウォレットアプリに触れてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
週刊アスキーでGincoの記事を読んで調べてたらここに辿り着きました。
仮想通貨の事をほとんど知らなかったのでとても面白かったです。
ありがとうございました。